10/15 Vivisick at 新宿Antiknock
90年代が産んだもっともかっこいい日本のハードコアのひとつであるVivisickが解散するという。これは大変だ。ということで新宿アンチノックで行われたラストライブには多くのオーディエンスが駆けつけた(ちなみにソールド・アウトだった)
ツヨッシーさんの前説でライブ開始
半分くらいのところでインターミッションあり。Cheerioのメンバーなんかがウクレレ片手にステージあがり、マージナルのカバーなどを2〜3曲ほど披露。
あとはほぼノンストップ、前後半全部で30曲くらい。MCもほとんどなかったせいもあり、湿っぽくならずにカラッとスカッとぶっ飛ばして終わったところが実にこのバンドらしくてよかった。またいつかやってね!
Set The Apathetic Era On Fire From 1997-2004
VIVISICK
NUKED IDENTITY
VIVISICK
【告知】12/3(Sun) 「テクノ飯店 特別編」 at 美華飯店(西大井)
「4つ打ちじゃない電子音楽のDJ求む」という呼びかけに応じてこんなイベントでDJをやることになりました。
そしてバークリーを成績優秀で修了し現在ニューヨークで音楽活動を始めたばかりのROOTSYこと唐木元くん id:rootsy の来日公演も急遽ぶっこみましたよ!
「テクノ飯店 特別編」
12月3日日曜日
場所:美華飯店
http://mikahanten.hungry.jp/
開場 15時30分/終了予定 21時
チャージ無し、注文制、投げ銭制美華飯店はJR西大井駅前にあるちゃんぽんが美味しい普通の中華料理屋ですが、イベント営業ではライブやDJを食事しながら楽しめます。
お客様には出演者やDJに投げ銭をお願いします。投げ銭用の箱を回しますので。出演
<LIVE>
WUUUN
analchang+coakira
sister pants club
うに
ROOTSY
モリカワヤスシ<DJ>
YUKKY
友光雅臣(From向源)
junne
NUUUN<タイムテーブル>
1530 開場
1600 モリカワヤスシ
1630 DJ junne
1700 うに
1730 DJ NUUUN
1800 analchang+coakira
1830 DJ 友光雅臣(From向源)
1900 sister pants club
1930 DJ YUKKY
2000 WUUUN
2030 ROOTSY
2100 終演
10/4 Carmen Villain、テンテンコ、Merzbow at 小岩BushBash
久々に行くとやっぱ小岩は遠い……しかし行った甲斐のある充実したライブでありました。ちなみにこの日もオープン後DJタイム長めでライブ開始はちょい遅めという設定。何度も言うけど平日ライブにはいいスタイルだと思います!
個人的にMerzbowのライブはたぶんFreedommune以来かな。最近はラップトップじゃない、というのはなんとなく噂で聞いていたのだが、はたしてテーブルにエフェクターを並べ、手元には丸い缶にネックをつけてバネを張ったメタルパーカッション的な楽器という90年代Merzbow再び的なスタイルだった。エフェクターは(よくは見てないけど)数は昔に比べて少ない気がするものの強烈な轟音、そして随所で轟音の壁を切り裂くような電子音が炸裂しており強烈にかっこよかった。
小さい会場で見るのは久々だがやはりさすがのMerzbow
続いて登場のテンテンコ、直前に出演したDOMMUNEではテクノ的な要素を封印したジャーマン・ロック的スタイルだったと思うのだけど、今回はそのジャーマン・ロック的な音響をインダストリアル的なごつい音色にリズムに乗せてくるというかっこよすぎる演奏。最後に「いーまー」とかヴォーカルを乗せてくるのもよかった。
ジャーマンロック〜インダストリアル的アプローチのテンテンコかっこよかった
最後のCarmen Villainはギターとキーボードの弾き語りソロ。チルウェイブ系SSWといいますか、ギターでも鍵盤でも、ソロながらも浮遊感のある音響空間を構築。バックの映像も含め、なんというか『ツイン・ピークスThe Return』のエンディングで出てきそうな感じ。元スーパーモデルだそうでそれも納得の背の高い(テンコと30cm差くらいあるんじゃないかね)美女なのだが、どちらかというとフランクな人柄を感じさせる佇まいも印象的。
Carmen Villainドリーミーで素晴らしかった
工業製品
テンテンコ
Infinite Avenue
Carmen Villain
10/1 Rhythm of Fear at Liquid Room
リキッドルームにて中高年を殺すハードコア祭が開催されたので中年ハードコアファンとして参加してきました。
16時半スタートで21時くらいには終わるという、遠征組にも優しい時間設定。社会人にとっても日曜のライブが早めに終わるというのは嬉しい話であり、こういう傾向は今後盛んになっていくと思う(客層の高年齢化にも絡む話だが)
さておき、スタートから10分くらい遅れて会場に入るとまさかの原爆オナニーズがトップ!(しかもあとで聞いたら一曲目がいきなり「発狂目覚ましぐるぐる爆弾」だったそうで)激しくもフレンドリーなノリはもちろん健在でさすがだなあと。
原爆まさかのトップ
続くSlangはこの日最年少!「宝島とか読んでさあ、このモヒカンどうやって立てるんだろうとか思ったじゃん」なんて感慨にふける一方でNBC作戦(東日本大震災の被災地への物資募集)も忘れない。あといつもながらKoさんて鋲ベストが超かっこいい
本日最年少(笑)Slang
NBC作戦
三番手で登場のForward(このモヒカンどうやって立てるんだろう……)は時局柄、歌詞に込められた数々の反戦メッセージがずっしりと重く響く。
Forward時局的に歌詞がめっちゃ刺さる
Zouo、Outo/RFDといった関西ハードコアのレジェンドたちによるs.h.iは初見だったのだが、ブラックメタルっぽい雰囲気もあるインダストリアル・メタルクラストという感じで超絶的にかっこいい。
s.h.i初めて見たけど超かっけえな!
とまあ全バンドよかったのだが、やはり最後のGauzeは別格。いつものように40分で30曲以上ノンストップで詰め込み、途中機材トラブルでギターの音が出なくなるも一切止まらず駆け抜ける。ステージが広いこともあって特にシンさんの暴れ方が滅茶苦茶かっこよかった。思わずパーカー買っちゃったのでこの秋冬は活躍してもらう予定である。
GAUZEやはり最強
ハードコアって本当に素晴らしいなあと思う一日でありました。
貧乏ゆすりのリズムに乗って
GAUZE
Glory Outshines Doom
SLANG
9/27 TABOO LABEL presents "HOLIDAY" at 代官山UNIT
菊地成孔率いるTABOO LABELのショウケースシリーズ「HOLODAY」は第4弾にしてついにジャズ特集!どうせなら菊地さんのバンドも見たかったと思うけど、まあ3500円でそれは贅沢かしら。
「HOLIDAY」は毎回レーベル外からの「客人」枠がある。ということで、今回の客人として桑原あいが新トリオで登場。メンバーはDCPRG等の千住宗臣(dr)、ペペ・トルメント・アスカラールの鳥越啓介(ba)と、奇しくも菊地組(笑)で固められている。変拍子・ポリリズム・ユニゾンなどのキメがバキバキに決まる、キレッキレの演奏。かっけえーー!(←頭の悪そうな感想だな……) 途中、菊地さんがゲスト参加で菊地さんのオリジナル曲「スーザン・ソンタグ」を演奏。
そして桑原トリオと大西順子の間をつなぐのは菊地成孔によるジャズDJ。といいつつ、ワールド系やら随所に何拍子なんだかわかんないような曲も混ぜつつ、重たいグルーヴを展開。
で、最後は大西順子トリオ。同じピアノを使ってるはずなのに音色からさっきと全然違うのがまず驚く。もちろんテクニックはものすごいのだが、そこはやはりぐっと大人というか、しっとり感が段違いであった(←頭の悪そうな感想だな……)。こちらは菊地さんのゲスト参加なし、なのが残念ではありました。
Somehow,Someday,Somewhere
Ai Kuwabara with Steve Gadd & Will Lee
9/23 The Argonauts, GLDN, 秘部痺れ 横浜日ノ出町Chat-Noir
アキラさんのライティングで秘部痺れが演奏するというのでそりゃあ行かなきゃだと思い横浜へ繰り出しました。会場はなんかバーカウンターや椅子がシックな感じで、古い喫茶店のような趣のある雰囲気あるところ。
まず登場したThe Argonautsは、知らないバンドだったのだが、若いギターとピアノ、中堅くらいのベース、ベテランっぽいドラムという編成で、インストのソフトサイケという感じ? オルガンとピアノがなかなかよい感じだった。
続くGLDN(ゴールデン)も初見。ギター2人+ドラムというトリオ。ストーンズっぽいリフにブルース・エクスプロージョンがサイケになったような演奏で実に渋かっこいい。こういうの横浜って感じがするなあ。
ということでトリの秘部痺れ。会場的にはグッドマンに比べると音量は下がるのだが、テンションには影響なし。むしろソリッドな感じがしてこれはこれでかっこいいです。最高。
9/22 Scumraid / Barcelona at Heavy Sick Zero
韓国のScumraidとスペインのBarcelonaというハードコア2バンド。オープンからのDJタイムが長めに設定されてバンド演奏の開始は21時という欧米っぽいスタイル(イメージですが)。こういう形って働いてる人には嬉しいと思うのでもっと定着しないかしら。
ツーマンギグと謳われていたがオープニングアクト的にEXTRA PLANTSという日本のバンドが最初に登場。エトリー・リーディングっぽい女性ボーカルとノイジーな演奏のオルタナ的なバンド。かっこよかった。
二番手がScumraid。かなり前にKappunkで見て以来。基本的にはノイズコアなんだけど、ドラムが強力なこともあってリズムが強く出てるところが独特でありかっこいいところである。
最後のBarcelona、オーソドックスな4人編成で曲もシンプルなハードコアのように見えつつ、フリーフォームな部分がけっこうあってカオス気味。最後はドラムキットがバラバラになって盛り上がった。