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NOIZ NOIZ NOIZ

1999年スタートの特殊音楽個人サイト http://www.noiznoiznoiz.com/ からこちらに移動してきました

【14冊目】長谷川陽平『大韓ロック探訪記』

だいぶ前に某用件で書いたのだけど結局使われなかった書評の原稿を発掘したのでちょっと書き直してこちらに転載します。 大韓ロック探訪記 (海を渡って、ギターを仕事にした男)長谷川 陽平 大石 始 DU BOOKS 2014-05-16売り上げランキング : 248046Amazonで…

【13冊目】四方田犬彦『先生とわたし』

由良君美というとぼくが最初にその名を意識したのは卒論執筆中のこと。デヴィッド・ボウイのSF作品をニューウェーブSFおよびメタフィクションとして読む、みたいな内容の卒論だったので、巽孝之やラリイ・マキャフリイなんかを参照していたわけなのだが、そ…

【12冊目】ケヴィン・バーミンガム『ユリシーズを燃やせ』

ジョイスの作品がいかに当局から目の敵にされたのか。当時はどれだけ過激なものだったのかは今となっては想像するのが難しい。 かつては英語圏では軒並み違法とされ、フランスで出版されたものが密輸されていたという。戦後にナボコフやらバロウズやらがお世…

【11冊目】大石始『ニッポンのマツリズム』

高円寺の阿波踊りや郡上踊りと言った有名なものから、かなり秘境っぽいところまで、音楽的な面白さのある祭りを求めて日本中を周って取材を重ねた労作(とはいえ、この道は奥深いのまだまだスタート地点ですよね!)。有名な祭りも起源は意外と近かったり、…

【10冊目】ウラジミール・ナボコフ『カメラ・オブスクーラ』

むかし面白い個人サイトをやっていて、ぼくともちょっと交流があったけれども、しばらく音沙汰がなかった人(まあそんな人はけっこうたくさんいるのだが)が、先日亡くなったという話を話を聞いて大変驚いたのが昨年のこと。 そんな彼は我が家で本のトレード…

【9冊目】ウィモン・サイニムヌアン『蛇』

■タイのプロレタリア文学という感じか。田舎の村に新任の住職がやってくることから始まる。住職は寺が荒れ放題なのを見て修繕費を集めるためにお祭を企画。その後もさまざまな形で熱心に集金を続け財を築いていく。村長も住職に協力。ゆくゆくは議員になるこ…

【8冊目】デスメタルアフリカ

■タイはちょっと一休みしてアフリカを。メタルって本当に世界中にあるのでいつも感心するのだが、その極みみたいな本である。■「珍書プロデューサー」として社会評論社より数々のニッチな本を刊行している編集者のハマザキカク氏が新たに立ち上げた出版レー…

【7冊目】ラーオ・カムホーム『タイ人たち』

■タイ強化月間なので文学作品も読むのである。■短篇集。「アジアの現代文学」というシリーズの一冊なのだが、どっちかというと貧しい農村とか、前近代的なところを舞台にした話が多い。かといって中国文学とかにあるようなマジック・リアリズムみたいな感じ…