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1/23(Sat) David Grubbs来日ツアー最終日 at 吉祥寺キチム

  • David Grubbs来日ツアーは著書の『レコードは風景をだいなしにする』刊行記念。前回はバンド編成での来日だったのだが今回は単身。Map小田さんの招聘&宇波拓企画ならではという感じで各地ちょっと普通の来日とはひと味違った会場や対バンだった模様。で、最終日にようやく行けました。
  • 最初はグラブスと細馬宏通先生とのトークで、本をめぐる内容。音楽の一回性と録音物の反復性について議論したかったんだと思うが、ちょっと時間的な制約もあってなかなか議論が深まらなかった印象。通訳を挟むと難しいわな。往復書簡とかでがっつりやってもいいくらいのテーマだったと思います。
  • フロントアクトのoonoyuukiはフィンガーピッキングの弾き語り。ぼくが知ってるところだとこのスタイルの若手には潮田雄一やタケヤリシュンタといった面々がいるのだが、もっと繊細かつスイートな感じかな。Go Fishとかに感じとしては近いかも。もともと高知でハードコアをやっていたということなのだが、Disclose界隈だったのだろうか。アルバム発売に合わせて無料冊子の配布があり、なんと滝口悠生が短編を寄せている。ライブもよかったので後日音源も買おうと思うが、グラブスの本も買ったので、この日はひとまず冊子だけ入手(すみません)。 
  • 最後はグラブスのソロ演奏。エレキの弾き語りで基本的にはアメリカーナなんど思うのだがやはり根はロックなんだなと思うところが随所にあり(アクションの大きさとかw)。人柄のよさも伝わる素晴らしい演奏だった。至福。

レコードは風景をだいなしにする ジョン・ケージと録音物たち
デイヴィッド・グラブス David Grubbs 若尾 裕
4845914417

うたのしくみ
細馬 宏通
4835618769

夜と火
oono yuuki
B012C4FBSC