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6/3 アルナングシュ・チョウドリィ at Sasaya Cafe

タブラのチョーさんことアルナングシュ・チョウドリィ1年ぶりの来日公演。今回もチョーさんの弟子きゅうりさんとシタール奏者ヨシダダイキチさんのトリオで、都内2公演のうちの1日目に行ってきた。


Sasaya Cafeというのはたぶん倉庫か何かを改装したものなのだろうか。天井が高く、カフェスペースもギャラリースペースも広い。以前にもここでインド音楽の催しが行われたことがあるそうだ(同行した知人がそんなことを言ってた)。

まずライブ前にカレーが出るのだがこれがかなりのクオリティである。プレート上に乗せられた料理はかなり品数豊富。ちょっと食べたことないようなものも含まれていて楽しい。


カフェスペースで食事を済ませた後、ライブは隣接したギャラリースペースで行われる。本公演の前に飛び入り?でインド舞踊も披露された。チョーさんとダイキチさんの演奏をバックに踊るのだが、素人のイメージするインド舞踊(なんかこう、首を横にカクカク動かすようなやつ)はあんまりなくて、意外とモダンな印象。モダンな味付けが施されたものなのか、それともインド舞踊って本来そういうものなのかは残念ながらこちらの知識不足につきわからない。

ダンスの後、ほとんど間を空けずに本公演スタート。最初の方はゆったりと始めつつ、だんだんとヒートアップしていく展開はDOMMUNEで見た時と変わらないが、やはりタブラの低音の響き方、高音がスコーンと脳天に抜けるような響き方は生で聞くと全然違う。
あと、シタールの演奏が全体にギターっぽい気がした。古典音楽を演奏していても即興主体だと、演奏者の地が出るのだろうか。
インド音楽っていうとこれまた素人のイメージだと、ジャラーンとシタールを鳴らしてゆったりとした演奏がかなり長く続くようなものを想像するのだが(拍子とか小節の切れ目も曖昧だったりするような)、シタールのフレーズは結構ロック的に拍子がカウントしやすいものだし、30分くらいでテンションが上がった後はかなり激しいフレーズの応酬になっていて、見てる方もかなり燃えるものがあった。
1時間半ノンストップの演奏だったのだが、これなら3時間くらいやってくれても全然楽しめる気がする。現地まで行けばそういうのが見られるのだとしたら、一度インドに行ってみるのもいいかもしれない(腹下しが心配でなかなか行けずにいるのです)。

ちなみにこの三人で、インドの両国国技館みたいな由緒ある会場で演奏した際のライブ録音がCD担っており、会場で先行販売されている。いずれ一般流通もするそうだが、もう1公演あるのでせっかくだから6/7のライブに行ってゲットされてはいかがかしら。

6/7(水) 武蔵野公会堂ホール/吉祥寺
OPEN 7:00pm START 7:30pm
予約3,500円 当日4,000円