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8/13 Psychedelic Holy Summit Tour(僕とジョルジュ、秘部痺れ、The Silence) at 秋葉原Club Goodman

ACID MOTHERチルドレンの最高峰であり個人的には盟友だと思っている神戸の秘部痺れが帝都来襲。都内はまだ2回目なので周囲での認知もまだあまり高くないのだが、これからぐんぐん話題になっていくに違いないバンドなので今のうちにチェックしといたほうがいいですよ。ちなみに1回目はぼくの企画だったのだ(自慢)。
今回は秋葉原グッドマン公演はGhostですでに世界的な評価を得ている馬頭將噐率いるThe Silenceとの全国ツアーの最終日、各所で熱い演奏を繰り広げていたのはインスタとかでも伝わってきていた。ツアー用に2種類用意されたCD-R「Official Live Bootleg」も、vol.1は開演前に早々に売り切れていた(ツアー中にほとんど売れちゃった模様)ので、そのへんからも盛り上がりがわかろうというもの。
https://www.instagram.com/p/BXutPgylMYE/
今日の現場。すげえ並んでる!

で、東京公演では最初に地下アイドルの姫乃たま率いるユニット「僕とジョルジュ」が出演。どちらかというと、LoFiピチカート・ファイヴみたいなイメージだったので謎の組み合わせ?と思っていたのだが、ライブでは前編にシューゲイザー的なギターが大フィーチャーされていたので腑に落ちた。最後はThe Silenceのバリトンサックス奏者吉田隆一が参加して『ゴジラ対ヘドラ』の名曲「かえせ!太陽を」も披露。
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で、2番手で登場したのが我らが秘部痺れ。まずはルックスが完璧。ギターのChangChangの履いてた華やかな刺繍入りベルボトムどこで買っ
たのか滅茶苦茶知りたい。
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それはさておき一曲目からその演奏に圧倒される。基本的にはCream的なパワー・トリオなのだが、その白熱したインタープレイは圧巻の一言。前回観たとき(あのときは4人だったが)より格段にスケールアップしている。レコードを作ってツアーして、ってやるとバンドっていうのはグンと力がつくんだなあと、今更ながら感心した。
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ストレートなハードロックだけでなく、ChangChangによる十手を使ったグリッサンド・ギターや小型の宇宙音シンセ、ベースの821(ハニーと読む)によるテルミンやラッパ(なんだかわからないけど、ジャジューカで使ってるような民族楽器だと思う)などをフィーチャーしてサイケデリック方面にサウンドのバラエティを拡げる場面もある。
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とにかくもうかっこいいったらない。9/22にはまた東京でやるようなので必見だと思います!
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秘部痺れが手練ながらも若さに溢れた迫力ある演奏をしたのに対し、トリのThe Silenceはベテランらしい貫禄の演奏。ギター、ベース、ドラム、キーボード(主にオルガンとエレピ)、バリトン・サックス&フルートという5人編成ながら、ちょっとしたビッグバンドみたいに聞かせる構成力がある。ぼくは1stアルバム発売時にも観ているのだけど、バンドのまとまりといい、サウンドのバラエティといい、今回のほうが明らかによかった。
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馬頭の歌とギターはもちろん間違いないし、オルガンとフルートによるプログレ感もいい。
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岡野太のドラムは言うまでもない。そして最近参加した山崎怠雅のベースがまたガリガリした音色といいフレーズといい、もう完璧に好み。ていうかこのリズム隊、ルックス的にも完璧でしょ、どうですかみなさん。
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