1/13(Fri) ソウル二日目
いちおう朝食付きということなのだが、どうでもいい感じのトーストとシリアル、あとはオレンジジュースと不味そうなコーヒーといったラインナップであまりそそらない。一応トーストとオレンジジュースはいただいたが、貴重な一日三食のひとつをこれで済ますのはどうにも納得がいかない気がするので明日からはやめとこう。
一歩外に出ると雪!寒いと思ったわ!
寒いと思ったくせに冷麺を食べに行くことにする。ラフィンのチャーミーさんが一番好きだという名店ウレオク(又来屋)へ。ここはプルコギも有名だそうなのでまずはそちらを(うまい!)
続いて本命の冷麺を。ちなみに「寒いのに冷麺かよ」と思われるでしょうが、韓国ではむしろ寒い冬に室内をガンガンにあったかくして冷麺を食うのがいいとされるそうである。なるほど東京で食べるのとぜんぜん違う!うまい!
transceiver records — 渡韓日記 part 5
午後からどうしようかなーと思ったが、前回展示をゆっくり見れなかった現代美術館に行くことにする(杉本拓さんと佳村萌さんの「さりとて」のライブがあるというので行ってみたのだが、思いのほか大きな美術館で全然展示が見れなかったのだ)。
ということで電車のルートを調べて駅に向かう途中で市場を発見。市場と見るととりあえず覗いてみることにしているので、ざっと流してみる(特に買うものはない)。
国立近現代美術館(National Museum of Modern and Contemporary Art)。
なにやら大きな賞の受賞作家たちの作品が特集されていた。なんか都市開発と関連したような難しげな作品やら、大きな空間をほぼがらんどうのまま微細なノイズを流すだけみたいな音響派みたいな作品やら色々と大がかり印象。特にインパクトがあったのは、小さな絵を入れた額を大量に集めた巨大なインスタレーション。額をいっぱい集めてそれ自体がまた何かの形になってたりするの。
美術館の近くにはGalaxy Express 666収録コンピを置いて入れたFAN Recordsというレコ屋があったのだが、行ってみたらなくなっていた(カフェになってました)。
一休みしたところでキョンボックン(景福宮)を半周して反対側にある書店、Book Societyへ。アート系の本を中心に扱うセレクトショップ的なかっこいい店。置いてあるフライヤーがかっこいいので何枚か貰ってきたり。
http://www.flickr.com/photos/21181191@N00/31559159173:embed
とか思ったら店の奥に「Zinester Gathering」コーナーができてるではないですか。なんか昨日に引き続きLilmagさんには妙に縁がある(『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』を携えてきたからかしら)。
TOKYO ZINESTER GATHERING 2016
夕食は駅の近くの適当な店に入って一人鍋。警官の集団が食事してたのでおそらくハズレではなかろうと思ったが、実際まあまあ美味しい。
ということで今回の旅のメイン目的の一つであるGBN Livehouseへ。弘大からさらに数駅行ったところにあるムレ(文来)という駅が最寄駅。工場街なのかな。昨年くらいにできたばかりのDIYスペースで、すでにソウルにおけるハードコアシーンの拠点になっている。昨年LIFEが行ったばかりですね。
日本のSu19bとアメリカのDisrottedによるスプリットEPレコ発ツアーで、日本ツアーの後にソウルを訪れたというもの。2日で韓国勢も9バンドくらい出るので、個人的には韓国アンダーグラウンドシーンのショウケースギグとしてありがたい企画だった。詳細は追って別途ライブレポ書きます。
弘大まで戻り、本日も最後はコプチャンチョンゴルに漂着。したらなんと、金曜とはいえ11時半とかなのに空き席待ちが数人いる混雑ぶり。しかしながら、昨日も来たのをお姉さんが覚えててくれたからか、カウンターが一席空いてたところにスッと通してくれた。しかもなんか「サービスだ」と言ってちょこちょことつまみが出てくると思ったら、隣で飲んでたのが社長だったとか。ちゃんと挨拶すればよかったわあ。
てな感じで、一杯で帰るつもりがついつい長居。1時頃宿に戻って就寝。