3/11 ENDON at 新大久保EARTHDOM
エクストリームミュージックの最先端にして唯一無二の存在感を誇る怪獣ENDONの新作レコ発ワンマン。
といいつつDJタイムがけっこう長く取られてたわけなんですが、まずこれが最高。アースダムの重低音サウンドシステムをフルに活用した爆音で、水音みたいなのから電子ドローン、ビキビキのインダストリアルからSEPULTURA(しかもSlave New World!)にPanteraまで、やかましくも猛烈に上がる。
とまあ期待も高まる中で待ってましたENDON。ちょっとトライバルというかトランシーな感じのインスト(ブレイクでノイズもきちっと止まるところがいちいちかっこいい)での登場。アースダムってフロアが縦に長いうえにステージがあまり高くないので客がある程度入ると後ろからは全然見えなくなるのだが、ロカペニスによるライティング(後光がさすような)などもあり、後ろからも充分ただならぬ事態が起こっていることは伝わったんじゃなかろうか。
で、新曲を聞いてて思ったのは以前に比べてメリハリがはっきりしたなということ。以前はブラックメタル+ハーシュ的なペタっとした感じがあったと思うんだけどリズムにしてもリフにしてもノイズにしてもそれぞれに多彩になり、ポップになったとすら言っていい感じ。だからと言って軟弱になったとか後退したという感じはなく、むしろそれによりダイナミズムが増している。完全に世界最高レベルと言っていいと思う。新譜も早く聞かなきゃだぜ!
THROUGH THE MIRROR (スルー・ザ・ミラー)
ENDON (エンドン)