スタンド・バイ・ミー
誰もが知ってる名作でも実は観てない映画というのがけっこうあって、BSなどで放映されるのをきっかけに観てみる機会というのがちょくちょくある。ちょっと前だと初めて『E.T.』を観たのだが、やっぱりいい映画だったなあ。
というような感じで、やはりBSで放映されたのを録画してあった『スタンド・バイ・ミー』。有名すぎてなんとなく知ってる気になってた作品だが、いざ観てみると思った以上にいい映画なのだった。
オハナシはまあみなさんご存知かと思いますが、4人の少年たちが死体を探しに一日だけの小冒険に出かけるというもの。スティーヴン・キング原作の、非ホラー作品を映画化したもの(未読)。それぞれに屈折や問題を抱えている様子もまじえつつ、まもなく進級して離れ離れになってしまうという時期のはかない友情関係が描かれる。やはりリバー・フェニックス演じるリーダー格の少年がすごくいい。
個人的に興味深かったのは、年上の不良グループ。ロックンロールを爆音でかけながら車で走り回ったりしてる人たちで、主人公たちにちょくちょく意地悪をする嫌なやつらなのだが、これがまあ見た目的にはロカビリー系で実にかっこいいんですな。『アメリカン・グラフィティ』に出てくるような人たちも、弟世代からはこんなふうに見えてたのかな、と。
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