神代辰巳監督、岸田森主演のロマンポルノ。なぜか吸血鬼ものだと思いこんでいたのだが全然違った(なぜかというか、まあ岸田森だからですね)
岸田森が演ずるのはブルーフィルムの監督。谷ナオミ演ずる上流階級の夫人に目を留め、なんとか自分のブルーフィルムに出演させようと策をめぐらす。基本的にはコミカルな一本。とくに結婚行進曲が流れながらの絡みのシーンは爆笑だった。谷ナオミはSMもののイメージが強いんだけど、コメディもいいですね。
とはいえ、やはり本作は全編通じて完全に岸田森の怪演を楽しむ映画である。変な関西弁で熱弁をふるって谷ナオミを口説くところとか最高。