くノ一淫法 百花卍がらみ
風太郎的なエロ忍者映画なのだが、これがまあすごい。とにかくなにがなんだかさっぱりわからない。
ある藩の存続をめぐって公儀の伊賀忍者と滅亡寸前の風魔忍者が戦うというのがまあ大筋で、のだけれど、いろいろと奇想天外なエロ忍法=淫法を駆使した戦いが展開する、ではいまこの画面でおこなわれているのは物語上いったいどういうことなのかが全然わからないのだ。だからといってゴダールみたいにわかりやすく難解なわけでもない。とりあえず全体に画面がやたら暗いのもわかりにくさを助長している。
じゃあつまんないのかというと全然そんなことなくて、なんらかの力というか迫力があってけっきょく最後まで惹きつけられてしまう。で、ラストシーンで唖然、みたいな。けっこう自分がこれまで観た映画のなかでも怪作中の怪作かもしれない。
くノ一淫法 百花卍がらみ NYK-240 [DVD]
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