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ウエスタン

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セルジオ・レオーネ監督がハリウッドで撮った西部劇なのだが、この場合もマカロニ・ウェスタンっていうんだろうか。
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チャールズ・ブロンソンヘンリー・フォンダというハリウッドスターの対決がクライマックスに持ってこられるものの、実際の主人公はクラウディア・カルディナーレ。BSで放映された際の邦題は『ウエスタン』だが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(英題ママ)ということもある模様。ちょっと調べたら、脚本はレオーネ本人に加えてアルジェントとベルトルッチがやってるのね。すげえなその組み合わせ。
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冒頭、こ汚い男たち3人を舐めるように延々と撮るところから映画は始まる(この汚さがマカロニだなあって感じ)。と、その3人とブロンソン演じる「ハーモニカ」(いつもハーモニカを吹きながら登場するのだ)の撃ち合いとなり、三人は早々に退場。
続けてギャング集団を率いたヘンリー・フォンダ演じるフランクが現れ、善良そうな一家を子供まで皆殺しにした上、その罪を別なギャングであるシャイアンにかぶせてしまう。
その後、その家に嫁入りするはずだったクラウディア・カルディナーレがやってくる。カルディナーレは残された家に1人住むことにするのだが、そこにシャイアンやフランクやハーモニカが立ち代わり訪れてくる。フランクは鉄道会社の社長の依頼で動いており、鉄道の敷設予定地にある土地を狙っていたのだった。
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まあとにかく場面場面がいちいちかっこいい。音楽も最高。とはいえ2時間45分はさすがに長い。冒頭の3人組など、ふつうに考えるとちょっと冗長かなと思う所も多いんだが、それがあってこその重厚な作品に仕上がってる気もする。まあ考えてみると『続・夕陽のガンマン』とかも相当長かったし、のちには『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』なんかもあるので、そういう作風なんだろう。