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2020/6/17(水)

引き続き『経済政策で人は死ぬか』の続き。積極的労働市場政策(職業訓練とか)は自殺者を減らすことに大きな効果があるという話。そりゃそうだろとは思うんだが、実際にはイギリスなど消極的制作(失業保険)だけで「できるだけのことはやっている」として済ませているところも多いのだそうだ。

写真の手配が遅れている件について、発売延期したい旨を上司に伝えて承諾をもらう。とりあえず気にかかってたことだったので一安心。だが、ここで安心せずに、矢のような催促を続けなければならない。我ながら「催促力が弱い」というのは編集者として致命的だよなと思う。

ローソンと新宿の中村屋のコラボ商品「欧風カリーボロネーゼ」を昼食に。要はキーマカレースパゲッティという感じか。ソースは旨いんだけど、パスタがあんまり好きじゃないかも。
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パワハラについて昨日からついつい考えてしまう。まあ自分はさいわいそういうのの少ない(無い、とは言わない)環境で生きてきたので実感の伴わない部分はあるし、「そのくらいはコミュニケーションの範疇じゃね?」と思うようなこともなくはないのだが、そもそも自分がヘテロの中年男性で(正社員ではないにしろ)定職についてて既婚者で東京出身で等々、完全に社会的に強者・マジョリティの側にいるのだということは忘れてはいけないと思うし、だからこそ自分がパワハラ的なことを知らず識らずのうちにやらかしてないかは気にしてないといけないなと思う。まあいろんな意味でパワー(権力から腕力まで)とは縁遠いタイプではありますけども。
あ、ちなみにパワハラ回避を意図しているわけではないんだけど、基本的にぼくは仕事では、相手が年下だろうが新入社員だろうが学生バイトだろうが敬語を崩さないようにしている。あと、よほど打ち解けないかぎりは「~さん」付。

帰りの電車で昨日一度読み終わった『荒潮』の最後のあたりをもう一回読む。全然おぼえてないので衝撃。こんなラストだったのか……(面白かったです)。

TV録画してあったNHK「100分de名著」の「平家物語」全4回を一気に見る。面白い! この前の『ピノッキオ』も面白かったし、今さらながらいい番組だなあ。というか、平家は一応古川日出男訳で一通り読んだんだけど、みごとに全然おぼえてなかった。こんな話だったのか……。いつも本を読んでるけど、いったいおれは何を読んでるのだろうか、という気になってくる。基本的に集中力がないので、目が滑ってることが多いんですね。これも自分に欠けている「パワー」のひとつである。