9/4(Sun) そこそこアクティブな日曜
- またも昼まで寝る。
- 図書館に行き、本を返却して読み終わってないのをもう一度借りてくる。ついでに新着で面白そうな本があるので2冊追加。
- 新宿のディスクユニオンでレコードを売る。昭和歌謡館ではYMOが500円以上で売れるというので和モノのLP7~8枚。あと中古ロックレコード館では買い取り10%アップというので洋楽中心に十数枚。YMOについては予想した通り、盤質の評価が低くて300円くらいだったが、たしかそのくらいの値段で買ったものだったと思うので全然オッケーである。ついでに新宿本館のラテンフロアでインドおよび中東もののCDを何枚か買う。完全に支出のほうが多い。
- 幡ヶ谷Club Heavy Sickへ。アメリコやVivian Boysなど。アメリコは久しぶりに見たら新曲が3~4曲増えていた。どれもかっこいいロックンロールで、好調な感じですねー。
9/3(Sat) 市
- 今週からフラ語がなくなるので昼まで寝る。
- 16時から新代田FEVERで「ROCK市ROCK座」。まさかHIGH LIFEとヌーヌとDoctors of Madnessが一度に見られるイベントなんてものがありうるとは。
- ヌーヌのヘルプで出演したアメリコのゆみこさんからクリームソーダ社長の自伝本をゆずっていただく。ほかに7インチを3枚ほど。念願のHIGH LIFE&Ransteenスプリットも入手してホクホクだ。
昨日の収穫book and records I bought yesterday at Shindaita Fever#creamsoda #johnnyokura #coconutsboys #ccb #rock市rock座 #highlife #rangsteen #stayfree
- ライブ後はちょっと雨が降ってたのでFEVER近くの担々麺屋へ。割りと美味かったです。
9/2(Fri) キレればいいってもんでもないが
- たださえ忙しいところに突発的なトラブルなんかも発生してもうてんやわんやである。ていうかどう考えても俺のせいじゃないのになんでこんな夜遅くまで作業してるのか、だんだん腹が立ってきた。妻からは「それは舐められてるってことだからたまにはキレたほうがいい」と言われるんですが、もともとこんな感じで後からじわじわムカついてくるタイプなのでキレるタイミングを逸するんですよね。
- みたいなことをFBに書いたところ、「後からキレて怒らすと面倒くさい人を演出するとよい」とのアドバイスをいただいた。できるかな……。
- でもカープが勝ったのとりあえず最終的には上機嫌。そろそろ日本シリーズ休暇のことも考えなければなるまい。
9/1(Thu) Treasures
- 9月に入って少しは落ち着くかなと思ったけど全然そんな気配はないのだった。
ボウイトレジャーズ届きました!買ってから気づいたけど、『David Bowie is』に続く野中モモ訳 #davidbowie
- 注文したことをすっかり忘れていたのだが(酔ってポチっちゃったのかも……)デヴィッド・ボウイの豪華本『Bowie Treasures』が届いた。というか昨日届いてたらしいのだけど、箱がでかすぎてまさか中身が本一冊だとは思わず、目には入ってたけど見過ごしていたのだった。アマゾンの過剰包装あるある。そういえばカセットデッキをアマゾンで買った時にもものすごいでかい箱で届いて、「こんな大きなものどこに置くの!」と妻に激怒されたことがあった。中身はちゃんとオーディオラックに収まるものだったんですが。
- さておき届いてみて気づいたのだが、『デヴィッド・ボウイ・イズ』図録に続いて今回も野中モモ訳。そういえばあの展覧会の日本巡回は来年1月からということだったと思うのだけど、図録の追加プレスとかはされないのだろうか。
- 草森紳一『少年曹操』読了。曹操の少年時代を描いたものではない。中国語で「少年」というと、任侠の世界にいる若者を指すのだという。おたがいに「少年」だった曹操と袁紹の関係をはじめ、曹操の侠気という観点で赤壁の戦いに関する思惑などちょっと強引じゃねという気もするような感じで読み解いていく。ちゃんと漢文が読める人は違うなあと思った。
ボウイ・トレジャーズ
マイク・エヴァンス
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少年曹操
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8/31(Wed) ほぼ同じな場面とかあるよな
- 肉じゃがの残りをカレーにして弁当とした。もともと肉じゃがは親が作ったものでけっこう甘い味付け。スパイスを足したりしたけどもやはり甘い。まあこれはこれで旨い。
- 昨晩送稿した原稿、とりあえず喜んでもらえたようでよかった。
- 家に帰るといつもいろいろとやらなきゃいけないことがあるのだけれど、ついつい先日の『シン・ゴジラ』を反芻がてら『エヴァンゲリオン』の映像を漁ってしまった。つくづく、あの映画はエヴァから登場人物たちのウジウジした葛藤をバッサリ差っ引いたものだったのだなあ。だからこそ爽快だったわけだが、その反面ぼくはやはりそこも含めてエヴァが好きだったんだなあとも再認識。
- そういえば劇場版の完結編はもはや影も形もないのだろうか。なんだったらもう「エヴァンゲリオンとは完結しないものである」と開き直って、また冒頭にもどって作り直すというのを永遠に続けてくれてもオッケーだ。
- あ、でも『シン・ゴジラ』のテイストで作られたキングギドラが観たいので、ゴジラの続編もやっぱお願いしたい。
2016年6月の記録
- モロッコ旅行に向けて特にポール・ボウルズ強化月間に入った月
読んだ本
- 『KAMINOGE vol.52』
- 私市 正年, 佐藤 健太郎『モロッコを知るための65章 エリア・スタディーズ』
- 旅行に備えるにあたり、このシリーズはだいたい必ず読む
- ポール・ボウルズ『優雅な獲物』
- 短編集。モロッコ行きに向けて読んでみたが、冒頭から盗賊団に攫われる話とかが連発されて不安な気持ちに…
- スティーヴ・エリクソン『Xのアーチ』
- 学生時代に読んだ本だが文庫化を機に再読。昔ビックリしたところが今回はさほどでもなく、でも違う部分が面白かったり
- 鮎川 信夫『詩の見方—近代詩から現代詩』
- 植草 甚一『ポーノグラフィー始末記 (植草甚一スクラップ・ブック)』
- ポール・ボウルズ『雨は降るがままにせよ』
- 飯田先生訳。バロウズの『シティーズ・オブ・レッド・ナイト』とかと同じシリーズなのかな。タンジールのインターナショナルゾーンの雰囲気が伝わってきて面白い
- 森永 博志『原宿ゴールドラッシュ—宝が埋まっている街 (青雲篇)』
- 沼野 充義『やっぱり世界は文学でできている: 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義2』
- 沼野 充義『それでも世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義3』
- ポール・ボウルズ, 越川 芳明『モロッコ幻想物語』
- 立花 隆『読書脳 ぼくの深読み300冊の記録』
- 山田 吉彦『モロッコ』
- 蓮實 重彦『伯爵夫人』
- エロ小説だとは聞いていたが、これは相当ふざけてますね……
- 『ミステリマガジン 2016年 03 月号』
- 小鷹信光追悼特集。あの世代の収集家はまずリストを作るという話が出てきてそくざにとみさわさんを連想した
レコード
- isolate / Limitasolation
- 菊/ft.鮎川誠シーナ&ロケッツ / ROCKN' ROLL MUSE
- Master Musicians of Joujouka / Joujouka Black Eyes
- Dip / WEEKENDER
- マリエム・ハッサン / サハラ、女たちの唄
- 割礼 / ネイルフラン
- ウィルコ / ビーイング・ゼア
- イーアス・アンサンブル, ショウファー, オールマン, ハルバーソン / ポール・ボウルズの音楽
- 村八分 / ぶっつぶせ! !
- John Cage - The Seasons / Leng Tan, Russell Davies, et al
- Kenny Wheeler / Angel Song
- ミック・テイラー / ミック・テイラー
- ヒルビリー・バップス / HILLBILLY BOPS
- アンサンブル・アンテルコンタンポラン ブーレーズ / シュル・アンシーズ(1996-1998)
ライヴ
- 菊 feat. Sheena & The Rokkets at 渋谷クラブクアトロ
- 8時スタートだから10時くらいに終わるかと思いきや3時間におよぶ大熱演
- GEOFF LEIGH + 河端一 at 新大久保ひかりのうま
- 元Henry Cowのジェフ先生が実にキュートであった
- The Savages, C, Tom & Boot Boys, The Last Survivors, LIFE, SOLPAATOS, Esperanza, Gerenation Suicida at 新大久保Earthdom
- カナダのスペイン語ロウパンクバンド、ヘネラシオン・スイシダ来日公演。ドラムの姐さんがモーレツ!
8/30(Tue) 音頭と積ん聴問題
- 大石始『ニッポン大音頭時代』を先日から読んでいる。仕事帰りの電車で読んでるせいかすぐ寝ちゃってなかなか進まないのだが、本自体はとても面白い。で、「炭坑節」についての章で描写される炭鉱町飯塚の往年の姿がなかなかにサグくて震える。飯塚といえばコジマノリオ先輩の地元として、サグいエピソードはお馴染みではありますが、こんな土地を地盤にしている政治家があんななのもまあ当然といいますか。
- 成金の炭鉱主(麻生ではない)が豪勢に芸者遊びをしていて、「二次会に行くぞ」と芸者衆を引き連れて行った先が朝鮮だった。という一瞬意味がわからないエピソードが最高だと思いました。
ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち
大石始
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- デヴィッド・グラブス『レコードは風景をだいなしにする』に、同じレコードは二度と聞かないという美術家が登場する。吉祥寺での細馬先生のトークではネット時代が進みサブスクリプションサービスなんかが出てくるに及んで、いよいよそれを実行するのが容易になってきたというか、一生かかっても聞けないだけの音楽が簡単に手に入る時代になってきたという話も出てきた。
- 実のところぼくもずっと買ったレコードを聴くのが追いつかないという状態が続いていて、「同じレコードは二度と聞かない」に近い現状だったりする。だったらもう聴いたそばから売っちゃえばいいんじゃないかという乱暴な気持ちにもなってきてるのだが、さすがにそこまで思いきれないなあ。
レコードは風景をだいなしにする ジョン・ケージと録音物たち
デイヴィッド・グラブス David Grubbs 若尾 裕
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