2017年12月中旬のライブ:Concierto de la Familia/Viviankrist+Risaripaレコ発、断食夜話
2017/12/17 Viviankrist&Risaripa 幡ヶ谷Forestlimit
元GallhammerのVivian SlaughterがViviankrist名義でエレクトロニックミュージックのバンドキャンプアルバムを連発しているのは一部で知られていることだと思うが、その彼女が一時帰国中に盟友Risaripaとライブをやるというのでそんなもの必見にきまっている。しかもConcierto de la Familiaとの超限定スプリット10インチレコ発、確実にゲットせねばと幡ヶ谷に向かったのであった。
- Miasma Death
- 凶音のVoを含むドゥーム・ブラック的なバンド。女性ボーカル入。
- Concierto de la Familia
- ブラッケンド・エレクトロニック・ノイズ?
- Funeral Moth
- ドゥーム
- viviankrist + risaripa
- Viviankristのキラキラしたテクノ+risaripaのごつい音、みたいな感じ。
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- それぞれの機材
2017/12/10 「スミスで会いましょう」 SkyShine at 彦根スミス記念堂
ここ数年、AMT祭と彦根でのSkyShineというのがセットで行われてきたのだが、企画者の引っ越しにともないこちらは今回が最後。ぼくにとっては4年ぶり2回め。
SkyShineはAMT河端さんとリキッドライトショーのアキラさんによるデュオである。要するにギター演奏+ライトショーということだが4年もあいだが空くとやはり色々と変化があるもので、ライトショーも大幅にグレードアップして会場全体がサイケデリック空間に変貌、河端さんの演奏もシンセ導入などの新基軸も。
会場で配布されたCD-Rはさまざまなスタイルで録音されたソロ音源で、ぼくはふつうにギターソロ作品をもらったのだが、あとから思えばエレクトロニクス作品が聞きたかったかも。
彦根という、まあ言ってしまえばマイナーな土地で、これだけの細やかな企画を続けてきたのは偉業と言っていいと思う。おつかれさまでした!
2017/12/3 テクノ飯店特別編 at 西大井 美華飯店
- 「4つ打ちなしの電子音楽」というイベント。行ってみたところ会場はほんとに普通に中華料理屋だったので驚いた!
- ということでぼくのDJはAlexandra Atnif、Viviankrist、テンテンコなどの最近の宅録インダストリアル/ストレンジ・テクノ、あとSPKとか昔のインダストリアルとかも、という感じ。わりといかつい感じでかっこよかったのではないかと自分では思っている。またやりたいので誰か誘って!
- ライブアクトもみなそれぞれ面白かったのだが、やはりWUUUNが断然かっこいい
- そして急遽お誘いしたRootsyは出番直前になって「違うラップトップを持ってきちゃった」ということが判明(笑)、ぼくがDJでつなぐことに。まあなんとか15分押しくらいで済んだ。小さいスピーカーなのになかなかブンブンと低音が出ており気持ちいい。本人は「1人で作業してるとどんどん音に装飾がなくなってきて、恩師に心配されたりしている」と言ってたけども、個人的にはそういうほうが好きである。またでかい音出せるところで聞きたいものです。
ROOTSY来日公演in西大井
2017/12/1 PUNK VIRUS at 甲府Kazoo Hall
- 出演:ENSLAVE(東京) / イライザロイヤル(東京) / REBLAZE(東京) / LADY SNOW BLOOD / STANDBACK / 藤田光貴BAND / RYOKO /
- イライザ・ロイヤル&ザ総括リンチのスタッフとして現地入り。最近のライブ映像が必要だということで撮影を頼まれていたのである。カメラはバンドのほうで用意してくれるという話だったのだが、いざ行ってみると「忘れた!」(笑)。ということで、撮影スタッフとして入ってるのにスマホで動画撮っているという事態になったのだった(苦笑)。ちなみにその時の映像がこちら。
- それはさておき、企画自体は東京のバンド3バンドおよび地元バンドというもの。ポップ・パンクあり、ちょっとV系っぽいニューウェーヴあり(これがなかなかおもしろいバンドだった)とバリエーションに富んでいる。あと、ステージを敢えて物販スペースにしてしまって全バンドフロアでの演奏というのも熱い。残念ながら地元バンドおよび東京のRebalzedについては、撮影に向けてスマホを充電してたので写真はなし。
- イライザは久々のライブだったせいもあってかフロアを縦横無尽に使った異常にハイテンションなパフォーマンス。
- そしてもう1つの東京(横浜だったかも?)のEnslaveは男女ツインボーカルのクラストでこれまたフロアをぐちゃぐちゃにしての熱演。
- トリは企画者のRYOKO。左利きのベース(右利き用の楽器をそのままひっくり返して弾いてるので驚いた)を擁するトリオ編成で、熱い&渋いメロディックパンクにぐっときた。声はいいしギターはかっこいいし、素晴らしい。
2017年11月下旬のライブ:Americo、soi48
11/23 Americo at ぷあかう
『Americograffiti2』発売記念として世界一かっこいいロックンロールバーこと「ぷあかう」にてチャージフリーのワンマンライブ。基本的には新譜『Americograffiti2』レコ発的に行われている一連のライブの一環なので、その流れにそって新譜の曲を順番に演奏するのだが、今回特筆すべきは音の小ささ。
防音も何もないバーなので当然とも言えるが、バンドによってはもうちょっと出してるんじゃないか。しかしその「小ささ」がある意味でこのバンドにとても合っているように思えただった。
11/26 soi48(Grim、Alexandra Atnif) at Be Wave
soi48のパーティにインダストリアル系のライブという、一見意外な組み合わせだが、パーカッシヴなところが共通点か。
ライブはまずはGrimから。鐘の縁をバチでなぞって出す「ピーーーーーーーーーーン」という持続音が耳に残る。タムだけの太鼓と邪悪なヴォーカルが乗る形で、極めて儀式感の強い演奏。
ルーマニア出身/アメリカ在住のAlexandra Atnifは黒装束に白塗りで登場。ゴリっとした重たい音でゴツンゴツンと硬いビートを叩きつけてくるインダストリアル・テクノ。個人的にハマっているタイプのサウンドを堪能。
DJ陣もそれぞれ最高に楽しいのだが、いかんせん人が入りすぎで身動き取れないのが難ではあった。入らなくても困るし、難しいもんですな。
FOLK SONGS FOR AN OBSCURE RACE
GRIM(グリム)
Rhythmic Brutalism Vol.1 & Vol.2 リズミック・ブルータリズム 第1集&第2集 [2CD set]
Alexandra Atnif アレキサンドラ・アトニフ
2017年11月中旬のライブ:Black Terror, 非常階段ニューアルバム”Destroy Noise Symphony”発売記念ライブ, テンテンコ+ドラびでお
11/17 Black Terror
- 〈Black Smoker〉と〈Future Terror〉の合同企画。ライブやDJ以外にがっつりとフードブース(超うまい)があり、さらに伊東篤宏&カイライバンチの超かっこいいインスタレーションが設置されてたりして、ヤバいパーティ感は入場と同時にプンプン臭ってくるのだった。
超かっこいい
- で、そんななかで特にやばったのが灰野敬二+Merzbow。2人ともぶっといアナログシンセ主体のセッティングで、ちょっと久々に身の危険を感じるレベルの爆音。そしてそんななかでもヴォーカルを取るとしっかり声が聞こえるから灰野さんはすげえなあと思った。
- あと、Black Smokerからのアルバムも最高だったZVI ZMOはモニターの聞こえが悪くて(というかモニターがなかったのかな?)本人的には納得いかない演奏だったようなのだが、アブストラクトな感じでこれまたかっこよかったす。
- WATASHI DAKE? [LP] [Analog]
KEIJI HAINO - EUREKA MOMENT
MERZBOW - ZVIZMO
ZVIZMO(テンテンコ×伊東篤宏)
11/19 非常階段ニューアルバム”Destroy Noise Symphony”発売記念ライブ at Club Goodman
- 非常階段のアルバム発売記念ライブ冒頭を飾るのはMikaTen。実は割と久々?だと思うのだが、いい意味でバンド感が出てきたなーという気がする。後半とくにプログレ的なスケール感があってかっこよい。
- 続くMasonna、本日は3分くらい。ちょっと長めかと言われている(笑)。
- メインアクトの非常階段はなんと譜面台を立てての演奏。全員での演奏で始まった後は様々な組み合わせのデュオが続き、その流れがしっかり構成表に記されていた模様。特にジュンコさんと+岡野さんのデュオがめちゃくちゃかっこよかった。岡野さんのドラムのスタイルもあるんだろうけど、今回は特にハードロックバンド然としていたように思う。
- で、アンコールではマゾンナ&テンテンコも登場して全員での演奏。マゾさんがヴォーカルに専念していたのだが、あんなに長時間ステージにいるマゾさんを観るのもなかなかない機会であり、そのロックスター感にはもう痺れるばかりでありました。