7/15 “HIGASHI KOENJI OF THE DEAD -COVEN-“ at 二万電圧
タイトルからもわかるように、ドゥーム系を中心とした女性ヴォーカル特集。
ということでトップのSithterは今回に限り女性ヴォーカル葬沢文郁(Begräbnis)を迎えた特別編成。これがいきなりすごかった。猛烈なデス声と呪われそうな演奏が相まってド迫力。
続くSelf Deconstructionはこの日一番速いバンド(笑)。ベースレストリオ編成のグラインドって好きなんです個人的に。企画趣旨に因んでヴォーカルの衣装がウィッチ感を醸し出しているのが実にかっこよかった。
DepthのギターとドラムによるデュオBlackLabは東京初見参となる。期待度が高かったのか、演奏する前から物販のCD-Rが売り切れてたのは痛恨だったけども。ブラック・サバススタイルの正統派ドゥームながら、Depthでもそうなんだけどユウコさんのヴォーカルが良い。あと、リフもさることながらギターの単音で弾くちょっとしたフレーズがいいんですよね。トリでもないのにアンコールがかかったあたり、期待に十分応えたといえるんじゃないだろうか。
この日唯一知らないバンドだったのがEvil Extasy。気風の良い感じの姐さんをヴォーカルに据えたジャパメタっぽい渋いバンド。
最後のマグダラ呪念はトリオ編成のドゥームバンドだが、ヴォーカルが和の情念系というか、ある種のニューウェーブ/ポジパンに通じるものがある。
ということで、エクストリームミュージックと言われる音楽もヴォーカルがいいとひと味違うよなあ、というのを改めて感じる企画であった。
Chaotic Fiend
Sithter
Wounds
Self Deconstruction
何の因果でこうなった
マグダラ呪念