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情婦

アガサ・クリスティ原作の法廷劇。監督は名匠ビリー・ワイルダー。いやーほんともう、さすがですよね!
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殺人の疑いで起訴されたタイロン・パワーの弁護を引き受けることになるのだが、マレーネ・ディートリッヒ演じる妻がまさかの検事側証人として被告に不利な証言を行う。一体なぜ……?ということでホワイダニットということになるのかな。映画でミステリというのは、伏線をどのくらい見せるかのさじ加減だったりが難しいと思うのだが、これについては極めてにフェアに、「えっ」と思わせてくれた。エンドクレジットでネタバレ禁止の注意書きが出るのも納得というもの。
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主人公は腕利きの弁護士で、病み上がりで刑事事件の訴訟は医者に止められている。見張り役としてやってきた看護師とのやりとりが可笑しくて、このあたりのユーモアもさすがワイルダーという感じ。
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観る前からツイッターとかで邦題について文句言ってるひとがちらほらいるのを目撃していたのだが、なるほどたしかにこの邦題はないわな。