NOIZ NOIZ NOIZ

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2023/2/4(土)葬

10時半くらいに起床したが、昼くらいまで寝床でうだうだと過ごしてしまった。起きてとりあえずキノコや野菜を使った適当なパスタを作る。適当だが旨い。

昼食後、業務連絡などをざーっとやってから家を出て代田橋へ。
16時ちょうどくらいに到着、列ができてるので並ぶ。
45分くらい並んだところで、「これは一般参列の列であって関係者はもう入ってるのでは?」と気づく。ここまで待ったのでこのまま並ぶことにした。並んでいるうちに、菊さんが帰っていくところを見かける。遠目には元気そうだった。よかった。

17時より列が動き出すが、斎場に到達したのは18時くらい。香典をわたし焼香。






新代田まで歩き、FEVERでジョー・アルコール展を覗く。
そのまま下北まで歩き、ユニオンでCDなど購入して帰宅。

チャック・パラニュークの新刊『インヴェンション・オブ・サウンド』を読む。健在感。

2023/2/3(金)いろいろ進める

出社してまずは昨日のうちに書類だけ作ってあった経費精算の伝票を提出

部決の相談。昨日の打ち合わせ通り3500で提案し、最終的に3300部に決定する。印刷所に連絡。

昼食後、取材の申請の電話をしまくるが、つながらないところが多い。夜にまたかけ直すことにする。。
昨年カレーの本を作ったときは、飲食店は電話できる時間が限られてるので大変だったのだが、今回はそこはちょっと楽である。

ブックガイド本のための書影集め。版元ドットコムで探したら早かった。

プリントパックより、昨日入稿したステッカーのデータでOKとの連絡。よかった……。

ZOOM取材。サクッと終了。半分くらいは過去にもらった原稿をもとにこちらで適当に作っちゃってOKとのこと(笑)。
例によって録音のデータをPremiereProにかけ、とりあえずいらないところをカット。覚えてるうちに作業すれば早そうだ。

ヨシキさんのメルマガ最新号が届いたので読む。キャッシュカードをなくしたと思ったらコンビニにあったので一安心、というだけの話を6000字くらいにしてて笑う。

帰宅して夕食を食べながら佐々木敦『ニッポンの音楽』の最後の方(文庫化で増補されたところ)を読む。そもそも「ゼロ年代中田ヤスタカ」という時点でちょっと無理のある見立てだった気はするのだが、10年代になるともう誰か一人に代表させるのは完全に放棄したようである。

風呂では「水星の魔女」7話。いよいよ母親の黒さが明らかになってきた……

THE FOOLS 〜愚か者たちの歌

実のところFOOLSのライブを観たことはない(ブルースビンボーズはある)し、音源も最近買ったばかりである。ということでバンドへの思い入れは無い状態で映画に臨んだ。

映画はヴォーカルの伊藤耕が出所するところから始まる。なんどもドラッグ問題でシャバとムショを行き来する人生を送ったこの伊藤耕という人物の破天荒な魅力。そして伊藤とは複雑な愛蔵関係にあるギタリストの川田良(これがまた大変に面倒くさそうな人物である)。この二人を中心に、何度もメンバーチェンジを繰り返しつつ、決して恵まれた環境とはいえない中で活動を続けたバンドのドキュメンタリーである。

メンバーおよび周辺の人々による証言、そしてライヴを中心とした映像の数々で構成されているのだが、やはりライヴのかっこよさがまずは印象に残る。とくにギターがめちゃくちゃかっこいい。残念ながらスタジオ音源ではこの凄さはとらえきれてない気がするな。
そして、取材に答える歴代メンバーたちの故人率の高さ。なかにはインタビュー直後に亡くなったという人もいる。川田良も、若い頃の恰幅の良い映像と晩年の姿のギャップには驚く。
彼らの最後のアルバムの録音風景もとらえられており、レコーディングに使用された四谷アウトブレイクの風景にも感慨深い(観てるか!)。

何度目かの逮捕により刑務所に入った伊藤耕は、出所を目前に控えて突然の死を遂げる。
看守たちが適切な措置をとっていれば免れた死なのではないかと遺族が訴えを起こしていたのだが、これについては映画の公開後、国が賠償金を支払うことで判決がおりたことは記憶に新しい。
この判決のあと、刑務所はホテルじゃないんだからとか言っているツイートを見かけたが、苦しみのたうち回る急病人にまともな検査も受けさせるというのがホテルなみの扱いだとでも言うのだろうか。入管でいまも日々行われている数々の人権侵害とも通じる問題がここにあるのだ。

ちなみに映画の公開に合わせて刊行された書籍『THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム』はものすごい力作である。日本のパンクシーン黎明期について知りたければ必読だ。

2023/2/2(木)忙しい

10時早々に打ち合わせなのでちょっと早目に出たのだが1本前の各駅には乗れず。いつもの各駅の前に出ている急行で調布まで行ってそこから各駅に乗り換える。
せっかく早く来たのだが10時からの打ち合わせはあんまり話が進まずサクッと終了した(ぼくの準備不足なので何も言えない……)

書店でのフェアに際して購入者特典としてステッカーを作ることにしたので印刷代を調べる。プリントパックでいいかなということで、上長の承認ももらい、昨晩家で作ったデータを入稿する。

部決に向けて見積もりを(概算で)お願いしたところ、意外と高かった……
部内で部決案を相談、3800部でいきたいところだったが、ちょっと多くないすかとの指摘も受け、3500部で相談することにする。

とかやってる一方で次の新刊の作業も進める。取材先に連絡取りつつ、申請状況の進捗をライターと共有したり。

今月の新刊に関連した告知用テキストを諸々作成。校了から発売までだいぶ間が空いてしまって発売日に出すニュースリリースを失念しがちという問題があったので、今回から一度に作ってしまうことにした。

遅い時間にプリントパックよりステッカーのデータに不備があるとの連絡が……やはり慣れないイラレ作業などするもんじゃないな(元データがすごい凝った作りだったこともあり)。なんとか自分で直して再入稿。これで通ってくれ……。

帰宅して今日もギターの練習。間奏がまだよくわからない。

2023/2/1(水)再度の社会復帰

熱も下がったので出社する

鮎川さんの追悼文に着手。夕方までかかって一気に書き上げた。
www.ele-king.net

明日の取材について時間をフィックス。事前に参考とするリストももらった。

デザイナーへ次の入稿スケジュールを伝える(意外とすぐだった……)

リーベスリーダー

アイシュトゥルツェンデ・ノイバウテンのドキュメンタリー。
むかし弟がVHSで持っていたので観たことはあったのだが、四半世紀ぶりくらいで再見。当時はこのバンド名をそらで言うこともできなかったな。

インタビューやライブ映像でバンドのヒストリーをたどるというオーソドックスな構成だが、バンド史に残るライブとしてピックアップされるものがいちいち変わった会場なのが興味深い(レコーディング場所も)。ノイバウテンといえばツアーに際しては現地で機材を集めることで知られているのだが、おそらく会場選びもそれと同じくらい重要なのだなと思った。サイトスペシフィックってやつなんですね。

しかしまあ若い頃のブリクサのかっこよさったらないよな、ほんと。

スタイル・ウォーズ

今年は映画の感想も、簡単にでいいからちゃんと書こうと思います。去年観た映画の感想が溜まってるけど、そっちはもうリセットで!
ということで今年最初に観た映画(DVD鑑賞)

グラフィティのドキュメンタリー。「ヒップホップ映画かな」と思って借りてみたのだがちょっと違った。いや、グラフィティもヒップホップカルチャーの一環だということは知ってるんだけど、もうちょっとラップの話も出てくのかなと思ってたのです。

80年代初頭のNY。有名無名のライターたちに取材し、その背景にある考えを聞いていく。同居している母親から「いい加減そんなことやめなさい」とか言われてる子もいれば、ライターとして名をなし、チームで大作に取り組む者もいる。美術界に迎えられるパターンもこの時点ですでにある。
一方で鉄道会社や警察など、グラフィティを取りし回る側の人間にも話を聞いてるところはフェアだなと思った。
いろいろ登場する中で興味深かったのは、他人のグラフィティに「上書き」してまわることを専門とするライターがいるということ。

グラフィティについての議論はこの頃とほとんど変わってないような気がする。