NOIZ NOIZ NOIZ

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2020/11/4(水)

朝の電車で笹塚まで寝過ごす。

写真を整理し、まだ届いてないものを確認しつつ原稿整理を続ける。
会社近くのスーパーで弁当を買う。麻婆丼ごぼうのサラダ。最近昼食はこのパターンが増えているのだが、安スーパーとはいえ毎日だと馬鹿にならない(特に、野菜を追加したりすると)ので、弁当持参の習慣を復活させたいところである。

アンディ・マッコイ先生の最新インタビューというのを読んだ。ニューアルバムの曲は出揃ってるとのことで楽しみなのはいいのだが、再来日は大丈夫なのかな。ていうか町のピザ屋でばったり遭遇してそのままインタビューするとか、なかなかの度胸である。見習いたいような見習うべきではないような。そしてアンディ先生は私服もそのまんまなところが最高だ。ここは見習いたい。

佐藤正午『書くインタビュー』の3巻を読了。ここで言及されてる本で自分が読んだのは『鳩の撃退法』だけなのだが、それでも充分興味深く読めたので、他の小説も読まないと。

菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール@サントリーホール

ライブに行ったのは6月以来なのでおよそ5ヶ月ぶりということか。
菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラールの15周年記念公演が、なんとサントリーホールで開催された。客席は二人一組で2つ間を空けて、というくらいの感じで間隔を空けている。
一緒に行った妻が一曲目で涙ぐんでいたのだけれど、とにかくこの状況下で、こうして音楽を聴くことができること自体が感無量。それは演奏者の側も同様だったのではあるまいか。
席がステージの真横で、PAスピーカーより後ろ側だったせいもあってか、普段のコンサートと比べて、なんというか「ガツンと来ねえなあ」って感じはあったのだが、逆にクラシックのホールならではの弦楽のふくよかな響きが心地よい(菊地さんも、拍手の音が「柔らかい」と言って面白がって何度も拍手させたりしていた)。
朗読をフィーチャーした曲などは残響でいまいち言葉が聞き取れなかったり、MCもいまひとつわかんなかったりしたのだが、まあサントリーホールのステージであんなに喋る人というのも珍しいだろうから仕方ないか(笑)。
本人も、こんな状況でなければこんな大きなホールでできることはなかっただろうと言っていたが、こんな状況だからこそのいろいろと貴重な体験だった。忘れられないコンサートになったと思う。

突撃隊

ドン・シーゲル監督、スティーヴ・マックイーン主演の戦争映画。
第二次世界大戦の末期、マックイーンはドイツ戦線に従軍する部隊に在籍しており、以前に他所で問題を起こした訳ありの兵士。まもなく帰国できると思いきや、新たな作戦を命じられる。最前線でドイツ軍と対峙し、自分たちがわずか数名だということを気づかせずに味方が来るまで膠着状態を保たねばならないことに……。
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塹壕にこもっての敵との駆け引きが面白い。しかしマックイーンのキャラクターが、なんかイーストウッドがよく演じるタイプと似ている気がしたのだが、これってそもそもはドン・シーゲルの芸風だったんだろうか。


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さておきこのポスター画、なんか『まんが道』で見た気がするんだけど、どこかで出てきたっけ?

深夜の告白

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ビリー・ワイルダーによるフィルム・ノワールの古典。
深夜のオフィスに入り込み、テープに告白を始める男。
彼は保険会社の営業マンなのだが、ある時、美しい人妻から、本人には内緒で夫に保険をかけたいという相談を受ける。犯罪の匂いを嗅ぎ取りながらも夫人に惹かれるのを止められず、引き返せないところまで……
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だいたいミステリに美人が出てきたら悪女と決まっているのだが、というか共同脚本としてレイモンド・チャンドラーがクレジットされている時点でもう悪女なのは確定なのだが、それにしてもこのバーバラ・スタンウィックの悪女ぶりたるや堂々たるものだ。

スターリンの葬送狂騒曲

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映画の感想がだいぶ溜まってしまったので、観た順番にこだわるのはやめて記憶の新しいやつから書いていこうと思います。ただし一方でそれをやってると、過去に見たものの印象がどんどん薄れていくので、最近観たやつと前に観たやつを交互に書いていくことにしようかなと。

ということで、一番最近観たのはイギリス映画『スターリンの葬送狂騒曲』。このところBSの録画で古い映画(新しくてもせいぜい70年代)の映画を中心に観ているのだが、これは例外的に新しい2017年作のイギリス映画。イギリスらしいブラックコメディ作品である。

スターリン支配下ソ連。国営ラジオ曲でオーケストラの演奏を放送しているディレクターのところにスターリンから電話がかかってくる。演奏が気に入ったので後で録音をよこすようにというのだが、ライブ放送だったので録音してないことが判明! そんなこととても言えない、ということで急遽演奏を終えたオーケストラの面々にもう一回演奏させることに――という場面から映画はスタート。その後、スターリンは急死。残された共産党幹部たちが今後の方針を探りつつ、権力争いが始まる。
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ソ連の話なのに全編英語っていうので最初は違和感あったのだが、ブシェミ演じるフルシチョフが滅多矢鱈と「ファッキン」を連呼するのが可笑しいのでOK。当初スターリンの後を継いで書記長に就任するマレンコフの無能ぶり、スターリンの息子のドラ息子ぶり、赤軍司令官の粗暴ぶりなど、実になんというか、(ややベタながら)『モンティ・パイソン』の国だなあという感じ(と思ったら、実際にパイソンズのマイケル・ペイリンも出てたのね)。筒井康隆風味もある気がする。
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ソ連史を知っていれば(登場人物についての知識があれば)より楽しめるのだろうが、まあ知らなくてもだいたいわかる(登場時にちゃんとキャプションも出るし)ので問題ないと思う。

2020/11/3(火)

祭日。
イライザ女王様がTwitterでシェアしていたブレックファストうどんというのを作ってみる。
要するに、バターを溶かした汁にベーコンエッグを乗せたうどんである。小麦とバターと卵が合わないはずはない。旨い旨い。
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自宅で昨日の作業の続き。家だと爆音で音楽かけながら仕事できるからいいよなあ(テープ起こし以外)。

最近、自分の中でジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの再評価が進んでいる(というか、単純にCDが安いのでよく買っているだけなんだが)。セカンドアルバム『Extra Width』とデモ集『Mo'Width』の2in1CDというのをこないだ買ったので爆音で再生。サブウーファー効果もあって、ジョンスペの弾く低音ギターがブリブリで最高。
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一通り作業を終えてTV録画消化。「ワールドプロレスリング」のG1決勝、This Week in WWE伊藤政則ロックシティシン・リジィ2曲もかかってよかった)。

たぐさんが最近Discogsに自分のコレクションを入力しているのが楽しそうだなあと思っていて、とりあえず最近は買ったのを順次入力しているのだが、ついに本格的に入力に着手。まずはLPからということで、棚1段分を入力。洋楽ロックのA~Eまで、入力するかたわらアルファベット順に並べ直す。ビートルズいっぱい持ってたはずなのだが、なぜか1枚も出てこなかった。データで持ってるから売っちゃったんだっけ……? 
これまで入力してて、邦楽のロックが弱い(登録がないことが多い)印象だったのだが、とりあえず本日入力した分はすべてデータベースに登録あり。やはりジャンルによって強い弱いがあるようだ。

ということで一息ついておふろの王様へ。ジョジョを22巻まで読む。これがあのオインゴ&ボインゴかーと思う。

帰宅してNHK「100分de名著」、『伊勢物語』の第一回。うーん、なんか今回はいまいちノレない予感。

2020/11/2(月)

バイトさんに飲食店の写真手配をお願いする。飲食店ってホームページもろくになかったりすることが多く、そうすると当然メールでの連絡なんかも無理で、かといって営業時間中は忙しいし、かといって営業時間時間外は連絡つかなかったりでなかなか大変なのである。飲食店取材メインの人って大変だよなあ。

著者とこまごまとしたことについて電話で打ち合わせをしつつ、引き続き原稿整理を続ける。けっこうこれまでになくこの本、作業が多いかも。著者は一人とはいえ、ムックを一人で編集してるに近いのだ。

フランク・ミラー先生のDKRシリーズ最新刊(ということでいいのかな?)『Last Crusade』読了。もちろん最高。それと『バットマンVSベイン』も読了。これは横浜に一泊一人旅に行った際にブックオフで買ったものだ。ちょっとコロナが落ち着いたかな?という雰囲気だったタイミングだったんだけど、ああいうのもまたむずかしくなってきちゃったかなあ。