NOIZ NOIZ NOIZ

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突撃隊

ドン・シーゲル監督、スティーヴ・マックイーン主演の戦争映画。
第二次世界大戦の末期、マックイーンはドイツ戦線に従軍する部隊に在籍しており、以前に他所で問題を起こした訳ありの兵士。まもなく帰国できると思いきや、新たな作戦を命じられる。最前線でドイツ軍と対峙し、自分たちがわずか数名だということを気づかせずに味方が来るまで膠着状態を保たねばならないことに……。
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塹壕にこもっての敵との駆け引きが面白い。しかしマックイーンのキャラクターが、なんかイーストウッドがよく演じるタイプと似ている気がしたのだが、これってそもそもはドン・シーゲルの芸風だったんだろうか。


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さておきこのポスター画、なんか『まんが道』で見た気がするんだけど、どこかで出てきたっけ?

深夜の告白

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ビリー・ワイルダーによるフィルム・ノワールの古典。
深夜のオフィスに入り込み、テープに告白を始める男。
彼は保険会社の営業マンなのだが、ある時、美しい人妻から、本人には内緒で夫に保険をかけたいという相談を受ける。犯罪の匂いを嗅ぎ取りながらも夫人に惹かれるのを止められず、引き返せないところまで……
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だいたいミステリに美人が出てきたら悪女と決まっているのだが、というか共同脚本としてレイモンド・チャンドラーがクレジットされている時点でもう悪女なのは確定なのだが、それにしてもこのバーバラ・スタンウィックの悪女ぶりたるや堂々たるものだ。

スターリンの葬送狂騒曲

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映画の感想がだいぶ溜まってしまったので、観た順番にこだわるのはやめて記憶の新しいやつから書いていこうと思います。ただし一方でそれをやってると、過去に見たものの印象がどんどん薄れていくので、最近観たやつと前に観たやつを交互に書いていくことにしようかなと。

ということで、一番最近観たのはイギリス映画『スターリンの葬送狂騒曲』。このところBSの録画で古い映画(新しくてもせいぜい70年代)の映画を中心に観ているのだが、これは例外的に新しい2017年作のイギリス映画。イギリスらしいブラックコメディ作品である。

スターリン支配下ソ連。国営ラジオ曲でオーケストラの演奏を放送しているディレクターのところにスターリンから電話がかかってくる。演奏が気に入ったので後で録音をよこすようにというのだが、ライブ放送だったので録音してないことが判明! そんなこととても言えない、ということで急遽演奏を終えたオーケストラの面々にもう一回演奏させることに――という場面から映画はスタート。その後、スターリンは急死。残された共産党幹部たちが今後の方針を探りつつ、権力争いが始まる。
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ソ連の話なのに全編英語っていうので最初は違和感あったのだが、ブシェミ演じるフルシチョフが滅多矢鱈と「ファッキン」を連呼するのが可笑しいのでOK。当初スターリンの後を継いで書記長に就任するマレンコフの無能ぶり、スターリンの息子のドラ息子ぶり、赤軍司令官の粗暴ぶりなど、実になんというか、(ややベタながら)『モンティ・パイソン』の国だなあという感じ(と思ったら、実際にパイソンズのマイケル・ペイリンも出てたのね)。筒井康隆風味もある気がする。
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ソ連史を知っていれば(登場人物についての知識があれば)より楽しめるのだろうが、まあ知らなくてもだいたいわかる(登場時にちゃんとキャプションも出るし)ので問題ないと思う。

2020/11/3(火)

祭日。
イライザ女王様がTwitterでシェアしていたブレックファストうどんというのを作ってみる。
要するに、バターを溶かした汁にベーコンエッグを乗せたうどんである。小麦とバターと卵が合わないはずはない。旨い旨い。
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自宅で昨日の作業の続き。家だと爆音で音楽かけながら仕事できるからいいよなあ(テープ起こし以外)。

最近、自分の中でジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの再評価が進んでいる(というか、単純にCDが安いのでよく買っているだけなんだが)。セカンドアルバム『Extra Width』とデモ集『Mo'Width』の2in1CDというのをこないだ買ったので爆音で再生。サブウーファー効果もあって、ジョンスペの弾く低音ギターがブリブリで最高。
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一通り作業を終えてTV録画消化。「ワールドプロレスリング」のG1決勝、This Week in WWE伊藤政則ロックシティシン・リジィ2曲もかかってよかった)。

たぐさんが最近Discogsに自分のコレクションを入力しているのが楽しそうだなあと思っていて、とりあえず最近は買ったのを順次入力しているのだが、ついに本格的に入力に着手。まずはLPからということで、棚1段分を入力。洋楽ロックのA~Eまで、入力するかたわらアルファベット順に並べ直す。ビートルズいっぱい持ってたはずなのだが、なぜか1枚も出てこなかった。データで持ってるから売っちゃったんだっけ……? 
これまで入力してて、邦楽のロックが弱い(登録がないことが多い)印象だったのだが、とりあえず本日入力した分はすべてデータベースに登録あり。やはりジャンルによって強い弱いがあるようだ。

ということで一息ついておふろの王様へ。ジョジョを22巻まで読む。これがあのオインゴ&ボインゴかーと思う。

帰宅してNHK「100分de名著」、『伊勢物語』の第一回。うーん、なんか今回はいまいちノレない予感。

2020/11/2(月)

バイトさんに飲食店の写真手配をお願いする。飲食店ってホームページもろくになかったりすることが多く、そうすると当然メールでの連絡なんかも無理で、かといって営業時間中は忙しいし、かといって営業時間時間外は連絡つかなかったりでなかなか大変なのである。飲食店取材メインの人って大変だよなあ。

著者とこまごまとしたことについて電話で打ち合わせをしつつ、引き続き原稿整理を続ける。けっこうこれまでになくこの本、作業が多いかも。著者は一人とはいえ、ムックを一人で編集してるに近いのだ。

フランク・ミラー先生のDKRシリーズ最新刊(ということでいいのかな?)『Last Crusade』読了。もちろん最高。それと『バットマンVSベイン』も読了。これは横浜に一泊一人旅に行った際にブックオフで買ったものだ。ちょっとコロナが落ち着いたかな?という雰囲気だったタイミングだったんだけど、ああいうのもまたむずかしくなってきちゃったかなあ。

2020/11/1(日)

10時半起床
TV録画『夕陽の挽歌』
ピンク・パンサー』シリーズのブレイク・エドワーズによる西部劇。銀行強盗をした二人のカウボーイ逃亡するというオーソドックスなストーリーなのだが、妙にほのぼのしたシーンに力を入れていたりするのが独特。

13時くらいに家を出て吉祥寺へ。まずはジュンク堂でフェア用の看板とポップを納品。エスカレーター脇のいい場所でやってくれているのでありがたい。11月末発売の新刊ともかぶるフェアなので引き続きお願いする。

ピワンで昼食。「キチム」内に移ってから何度も行ってみたけど臨時休業みたいなのばっかで毎回タイミングが合わず。これは縁がないのかな……と思いながらもけっこう念願だったのである。
チキンとキーマの二種盛り。チキンはシャバシャバでスパイシー。キーマは辛さは控えめだがすごい旨味がある。どっちも超旨かった。今後も諦めずにたびたび来店したい。
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吉祥寺の古本屋を覗こうかなと思ったのだが、ちょっと時間も遅かったので神保町へ。今年は古本まつりが開催されないのだが、白水社などが音頭をとって神保町近辺の出版社がフリマを開催しているのである。
なのだが、中央線で寝過ごして東京駅まで行ってしまう……。御茶ノ水まで引き返したりしてたら神保町到着が16時くらいになってしまった。16時終了というところも結構多くて、けっきょく覗けたのは本の雑誌社白水社のみ。けっきょく何も買わず。
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ここからどこのサウナに行こうかなと考えて、最初は上野のほうまで行っちゃおうかなとも思ったのだが、面倒くさかったので近場の「RAKUスパ1010」へ。驚くほど混んでいる(身体を洗おうと思ったらまず行列、みたいな)。水風呂も芋洗い状態。なんだかいまひとつゆっくりできない感じ。
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風呂上がりに一杯……の前に、本屋が不完全燃焼だったのでディスクユニオンのジャズ館へ。ここ最近のマイブームの延長でAEOCなどを購入。

御茶ノ水で軽く飲んでから帰宅し、夕食を済ませてから妻と一緒に町山さんの番組を観る。トランプ支持者の間で広まる陰謀論について。しかしこういうのちゃんと現地に取材に行くのが素晴らしいなあ。日本の報道機関は何をしているのかと思う。

続けて映画『十三人の刺客』。先日観た『大殺陣』の前年作で、雰囲気も近い。こっちのほうが豪華キャストかなという気もするが、中でも西村晃のかっこよさが光る。

寝る前に、大阪市廃止に関する住民投票の結果が出た。かろうじて反対が多数に。しかし維新のことなので、また数年後には再挑戦とか言い出すんだろうな……。

2020/10/31(土)

昨日漏れた作業を終えてデザイナーさんへ。作業しつつBOOWYの『JUST A HERO』をひさびさにアナログで聞いてたのだが、すげえなこれ。いま聴くと特にドラムまわりの音作りがすごい。打ち込みと生ドラムを組み合わせてるんだと思うんだけど、打ち込みのパートがすごい硬いサウンドで、これはもうほとんどインダストリアルといっていいのではないか。思えば布袋はおそらく日本で初めてラジオでNINをかけた人だもんな。

図書館がてら永山へ。前から気になっていたホルモン屋で昼食にした。ここのホルモンカレーが食べたかったんだけど、まさかの「今はやってないんです」! しかたなく普通にホルモン盛り合わせと、締めにチゲラーメンみたいなやつをいただく。まあ旨かったからいいかとは思いつつ、カレー復活してくれないかな。

図書館で本を借りて帰宅、TV録画でマカロニウェスタン『怒りのガンマン/銀山の大虐殺』を観た。いまひとつ……というか、昼食時の酒のせいもあって半分くらい寝てたのでよく覚えてない。

弟とおふろの王様へ。甥っ子を寝かしつけてからでないと出られないというのでちょっと遅くなり、風呂の後のジョジョは19は読了、20の半分くらいでタイムアップ。