2021/5/20（木）怒りと響き

取材同席のため西大井へ。ちょっと早めに出たので、駅前で昼食をとることに。西大井でランチとなればもちろん美華飯店である。今回はカツカレーとしてみた。ボリューム！

けっこう立派なスタジオを使っての撮影と取材に同席。こういう機会はあんまりないので新鮮である。媒体的にも普段自分が想定して仕事をするようなところと読者層が違うので、突っ込むところと突っ込まないところの違いなど、横で聞いてても面白かった。

カープでは誠也、長野など新たに感染者が出たという。ちょっともうチームとしてこれ成り立つのか？　明日以降の試合どうなっちゃうのかな……。

一方で自民党のLGBT差別発言を見て、怒りに震える。もう怒りが収まらず、とりあえずLos CrudosやLimp Wristを聴きまくってみました。もうこんな恥ずかしい国にマーティンを呼べないよ。

2021/5/19（水）お箸を持つほうとガキさんじゃないほう

懸念事項があるせいか電車で全然眠れなかった（いつも、睡眠目的で各駅停車で座って出勤しているのである）

7月発行の新刊について表紙候補の写真をもらう。いいじゃないですか！　これでガツンとかっこいいロゴが入ればばっちりなんじゃないの。ということで社内でも見せて盛り上がった。そして盛り上がったスキをついて、別件の発売延期のお願いをして承認をもらう（懸念事項）。とりあえずスケジュール再設定しないとだ。

その前にもうすぐ入稿の新刊について取次の取扱数を相談したところ、今後は配本数が大幅に絞られることになったという衝撃の返信が。この本もけっこう部数が絞られることになりそうだ。今後、これはけっこうキツいぞ……。

星野源と新垣結衣の結婚が世間を賑わせた一日だったのだが、ぼくは新婦については「あらがきだっけ、にいがきだっけ？」といつも一瞬迷い、「にいがきは元モーニング娘。のガキさんなので、こっちはあらがきだ」という順序で考えないと正解がわからないくらいに印象が薄い。「右と左」を考える時に頭の中で箸を持ってみないとわからないことがあるのと似ている気がする。

帰宅して、TV録画でWWEを観る。アレクサ・ブリクの黒いアイメイクがどんどん濃くなってきてていい感じである。

2021/5/18（火）暗黒ミーティング

新媒体のネーミングについて社内で相談を重ねる。ようやく「これかな!?」というものにたどり着いたかな。表紙案なども合わせて話し合う。ぼくはいまの会社では制作段階で営業サイドと意見交換をする機会がないのだが、（嫌がる編集者も多いけど）たまにこういうのがあると、会社として力を入れようと思ってくれているんだなという気になるので嬉しい。
ということで、制作サイドにミーティングの結果を伝え、広告営業へ。某スタジオオーナーに挨拶に行ったのだが（GoogleMapの挙動がおかしくて道に迷いちょっと遅刻……）、まあ出稿については様子見。でも内容には興味があるので楽しみにしてますのこと。むしろ積極的にいろいろアイデアを出してくれたりした。
ていうかこのスタジオ、むかし菊地成孔さんがペン大を開設する前に個人レッスンでやってた頃教室として使ってたところなのでいろいろと懐かしい。

吉祥寺に移動。もう夕方なのだがここまで昼食を取りそびれていたので公園口周辺をうろうろしてみたものの、ピンと来るところが見つからない。と思ったけど松屋でチーズゴロチキトマトカレーをやってたのを思い出した。

旨い。

ルノアールで打ち合わせ。打ち合わせ自体は早々に終了し、近況やらお互いの今後の展開やらをあれこれと。ぼくはこの著者から「暗黒編集者」と名指されたのだが、最近内実が伴ってきましたよと話す。

吉祥寺ルノアールでPヴァインの暗黒編集者・大久保潤さん（写真）と打ち合わせを終える。二冊目『黒人音楽史』（中央公論）の「次なる動き」も水面下で進行中😎 pic.twitter.com/AmCh7QhybR

— 後藤護 𝕲𝖔𝖙𝖍-𝕺 𝕸𝖆𝖒𝖔𝖗𝖚 (@pantryboy) May 18, 2021

打ち合わせを終えて駅前で別れ、資料を探しに書店を覗きに行く。ブックファースト、ルーエ、ジュンク堂と回るが目当ての本が見つからない（ジュンクにはあると思ったんだけどな）。ちなみにブックファーストとジュンク堂は緊急事態宣言に際して休業になってたはずだが（ビル自体が休業のため）、もう普通にやってるようである（時短はしてるのかも）。
PARCOも再開してたので、地下のユニオンへ。CDを数枚購入。

新宿に出てブックファーストで目当ての本を発見、購入。そのまま京王線に乗り、読み始める。なかなかポップな作風なのね。

府中で途中下車して桜湯へ（宣言前に回数券を買ったはいいが6月いっぱいが期限なのだ）。例によってあつ湯と水風呂の交代浴でととのう。
ほしかった本が発売日というかフラゲ日なのを思い出して啓文堂を覗くとちゃんと入荷していた。桜湯でととのってからの啓文堂で本を買うという流れが最近できている気がする。

帰宅して夕食の後、弁当用に具だくさんスープを作る。鶏肉、大根、玉ねぎ、椎茸、ピーマンで韓国風に。市販のスープを使ったのでまあ手堅く旨い。

田村正和の訃報。4月あたまには亡くなってたそうで、なんでそんなに伏せてたんだろうと思う。田村正和ってあんまり映画の印象はないのだが、実際やはりテレビ中心に活動してた模様。最近は古畑任三郎のイメージが強いんだろうけど、個人的には断然「うちの子にかぎって」である。とはいえあのドラマで印象に残ってるのはむしろ森下愛子なのだが。

カープは大瀬良先発ながら大敗。菊池小園が感染、濃厚接触者も含めて急遽大量に二軍から上げてきたようなのでまあしかたないだろう。昨年1人も感染者を出さなかったカープからもついに出たかと思うと、やはり変異株って感染力が強いのかなと思う。

2021/5/17（月）スカっとカラっと

またしてもスマホの目覚ましが鳴らない。設定を見直さないと……。
顔を洗ってから耳かきをしたところ、近年稀に見るサイズの巨大な耳クソが取れてスカっとした気分で出社。

甥っ子2号がまた熱を出したとのこと。あの子は熱があっても食欲は衰えずバクバク食べるらしいのでかわいい。

懸案になっていた新雑誌のタイトルについて、とりあえずバーっと紙に思いつくまま書き出してみる。社内のネイティヴに英語的にどうか意見も聞いた上で、関係者に投げてみたところで返ってきた案がよかった。これでビシっときた気がするので、この線でいきたい。

このところずっと作業にかかっている本、なんとか原稿が揃う目処が立ってきたので台割を修正してみる。埋草で自分が書かないといけない箇所が最低限に収まりそうなのでひと安心。

TV録画でマサ伊藤先生の「ロック・シティ」。アリス・クーパーから「お前は今年は忙しくなる」と予言されたという。昨年ツアーできずに作品作りをしていたアーティストたちが続々と新譜を出すからということのようだ。ジャンルは違うんだけど、弊社の編集部でも今年はずいぶんと豊作だという話が出ている。
そんな中で紹介されたバックチェリーの新曲がキャッチーでなかなかいい。個人的にはもっと渋いほうが好みなんだけど、こういうご時世にカラっとしたロックンロールを奏でるのも大事なのかもしれない。

2021/5/16（日）プロの技

10時頃起床。TV録画で『バック・トゥ・ザ・フューチャー Ppart 3』を観る。シリーズ最終作ということでZZトップが出てきたりの遊びもありつつも大団円。このあと続編がないところがいいのだな。

昼食のあと、図書館に寄ってから新宿へ出る。スマホの保護シールが剥がれてきたので新調したいと思っていたのだ。西口のヨドバシで適当なのを購入。今回は貼付けサービスを試しに利用してみることに。20分くらいかかるというのでその間に昼食にする。とりあえず適当に西口をうろうろしてみたのだが、けっこう居酒屋は酒の提供を再開してる感じだ。四文屋も通常営業再開するというし、上野なんかもそんな感じだとは聞いてるけど、やはりもういろいろ無理なんだろうな……。とはいえやはりちょっと怖いのでそういうところには立ち入らず。本格的インドカレーで有名なよもだそばができていたので入ろうかと思ったが、スマホを預けているので写真が取れない！（カレーの記録は欠かさないようにしているのだ）写真が撮れないから食べるのを諦めるというのも本末転倒というか、中毒っぽい感じはあるなと思いつつもカレー以外のものを求めることにして、ワンタン麺屋に入る。普通に美味かったのでまあOK。

ということで保護シールの貼り終わったスマホを受け取りに戻る。なるほどたしかにすごい綺麗！　さすがプロの技。保護シール貼るのに1,000円弱払うのはどうかなと思ったんだが、これはその価値はある（まあ、ポイントで払ったんだが）。

文学フリマを覗きに流通センター駅へ移動。検温、スマホにCOCOAがインストールされているか確認、入場した時間がわかるシール（長時間滞在を防ぐため）といった対策が施されている。中に入ると、閑散とした印象。到着が16時でちょっと遅かったので、早々に売り切れて店じまいしたところもちょこちょこあるようだったのだが（おかげで買い逃しがいくつか）、むしろ出店を予定していたがキャンセルしたブースが多かったようだ。とはいえ事前にチェックしてたものは概ね購入。知り合いにも何人か会ったので挨拶して適当に17時前に辞去。

府中の銭湯でひと風呂浴びていく。サウナは休止中なのだが、45℃くらいの熱湯があるので温冷交代浴でととのって帰宅。

地元の好きな店もややキレ気味に酒類の提供を再開した模様。

夕食の後、もう一本なにか映画をみようかと思ったのだがなんとなく気が乗らず。チケット購入しつつオンタイムで見られなかった配信トークイベントのアーカイブを観る。そういえばこれ、追加料金で見られるアフタートークはFirestorageで届くっていう話だったはずなのだが来てないような……？

2021/5/15（土）醍醐味の在り処

取材のため川越へ。電車で種村季弘『吸血鬼幻想』を読み始める。『ドラキュラ』『カーミラ』と立て続けに吸血鬼小説の古典を読んだので、その勢いで。この本は再読なのだが、近年個人的に高山宏をよく読んでいることもあり、初読時とは違った文脈も見えてくる（具体的には、マリオ・プラーツを再三ひいてるなとか）。やはり読書の醍醐味は再読か。

前回と同じ中華屋で担々麺と半チャーハン。前回も普通に美味かったが今回も普通に美味い。写真は平民金子さんのメソッドを参考にして撮影。

取材は13時から18時まで5時間に及んだ（そのわりにあんま進まなかった気がする……）。まあ重要な話は聞けた気がするので良し。

所沢で途中下車。ベッド＆スパに行ってみたところ、たいへん混雑しているとの案内が出ているので、これはかなわんと退散。

駅の反対側のブックオフでCDを6枚購入。途中の商店街はやはり酒は出してない模様。百味は休業していた。

帰宅してリビングのTVにU-NEXTを映して今泉力哉監督の『愛がなんだ』を観る。登場人物全員、狂人か嫌な奴しかいないような映画だったが面白かった。映画の良し悪しは「感情移入できるかどうか」とか関係ないんだなと実感する。

2021/5/14（金）ついつい考えてしまう

朝から昨日の訃報のことが頭から離れない。確認したが、やはり本当のようだ。一日中、ずっとそのことばかり考えてしまった。最後に会ったのはなんとなく意外な場所だった。一緒に演奏した時の録音を本人に送れたのは良かったなと思ったけど、またやりましょうというのは果たせずじまいになってしまった。ていうかあれは早朝GIGでの共演だったんだけど、早朝GIGってまたできるのかなあとか関係ない方にも考えが向かう。

会議で先月の実績を報告。7月発売の新企画について、そろそろタイトルも正式決定してロゴなど進めないとね、という話も出る。見せ方がまだ不十分だという指摘ももらったので考えないといけないな。

各方面に連絡してミーティングを設定していく。来週忙しくなりそう。

原稿送れてる諸氏に催促の連絡をしつつ、現時点でゲラのできているPDFをすべて出力。週末に確認する。

夜もふけてからオフィスの掃除当番だったことを思い出した。23時くらいまで掃除して会社に鍵をかけて退出。