NOIZ NOIZ NOIZ

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マーダー・ライド・ショー

こないだ読んだ高橋ヨシキさんの『続悪魔を憐れむ歌』で大フィーチャーされていたロブ・ゾンビサイケデリック・スラッシャー映画。
junne.hatenablog.com

ストーリー的にはまあスラッシャー映画の定番的な、田舎にやってきた都会の若者が殺人一家の家に呼び込まれ、それはそれは恐ろしい目に遭う、というようなもの。まあ『悪魔のいけにえ』以来、脈々と作られてるやつだが、本作は実にポップで楽しい!
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冒頭で、殺人一家の父であるピエロが営むお店が出てくるのだが、これがまあトラッシュ・カルチャーへの偏愛が詰まった感じで最高。そこにボンクラ学生がやってきてやべえやべえと盛り上がるのが発端になるんだけど、まあ盛り上がらざるをえないわなという感じ。親父ピエロ以外のキャラもそれぞれにイカしていて、特にカウガールみたいな娘が最高だと思ったらロブ・ゾンビの奥さんなんですな。
『ゴシック・カルチャー入門』の「「鄙る」ゴシック」の章に出てくるヒルビリー・ゴシック(アメリカの田舎の狂気)を極彩色で描いた、作品そのものがローラーコースターみたいな一本でした。ロブ・ゾンビの映画観たことなかったんだけど、どんどん観ようと思った。